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2/9総会まとめ

寒い。
一回生の柴田です。2月9日に行われた総会のまとめです。
出られなかった人は一通り目を通しておいてください~。


・来年度の役割
会長 中嶋
副会長 後藤
会計 関口
会計補佐(会計チェック) 今野
渉外 柴田
渉外補佐(WEB管理) 川島・阿部・山口
鍵係(活動の部屋借りる)(半期) 中嶋・後藤・田井中・木村

新歓係 中嶋・関口・川島・州央・張・森井・山口
EVE祭係 未定

*総会に休んだ人はつきたい役職があったら、中嶋か柴田まで連絡ください。
*新勧係の詳しい仕事についてはサイトのメニューの「予定」から

・メーリス
メーリスは来期新しく作り直す。(今までに退会した人にもメーリスが届いてしまうため)
新歓用アカウントも別に新しく作る。

・会費 
回収時期については四役で再検討する。
一年で4000円程度の予定。

・文学フリマ
9月の文学フリマ(大阪)に出店予定。(『紫』9号)
11月の文学フリマ(東京)は余裕があれば参加。

・追いコン 
三月後半


・一年の予定(概要)

4月  新歓
  
    27日 恵文堂さんのイベント
5月  平常活動
    新入生と京都観光(?)
6月  平常活動
7月  『紫』会議
    テスト期間
8月  夏休み
    会誌作り
9月  合宿
    14日 文学フリマ
10月 総会
    EVE祭準備
11月 EVE祭
    (文学フリマ?)
12月 平常活動
    クリスマス会
    忘年会
1月  テスト
2月  総会
    新歓準備
3月  新歓準備

*去年より読書会や批評会などの活動に力を入れていきます。


・新歓読書会課題本
・『変身』(参考:断食芸人) カフカ
  ホスト・小山内
・『よだかの星』 宮沢賢治
  ホスト・中嶋



ざっとこんな感じでした。
新歓係の人はやることたくさんなので頑張りましょう。


  

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世界をつくろう

みなさんこんにちは。一回生の柴田です。

テストのせいもあり、活動が少なくなりがちですね。
忍者ツールズのパスを忘れてログインに八回くらい失敗しました。

さて。
みなさんは文芸同好会公式キャラクター化を狙っているらしい、
世界くん」をご存じですか?
画像投稿が主にTwitterで行われているため、やっていない方は知らないかもしれません。
初代会長かみしの先輩によるオリジナルキャラクターです。


こんなです。

今回は世界くんお手玉を作ってみました。


材料
・白いフェルト(手)
・ピンク色の布(体)
・刺しゅう糸黒・ピンク(顔など)
・ペレット(詰め物。小豆とかでも)

作り方
1、世界くん型紙を用意します。
2、材料をそろえます。
3、世界くん型紙の手と胴を切り離します。
  
  手と胴の形を布に縁どります。
  手は原寸大、布は線よりちょっと大き目に切ります。
4、胴を波縫いで縫います。途中で手を挟み込みます。
5、外周の八割くらい縫って、止めます。
6、顔を縫います。ちなみに目は玉止めの要領で作りました。
7、中にペレットを詰めます。
8、残りを縫って、完成です

同じ要領でアイピローも作れます。

世界くんグッズは、販売しない限り著作権フリーらしいです。
簡単なのでぜひ作ってみてください。


原作者からのコメント


それではまた。


【重要】役員引き継ぎについて

12月ですね。
私は二年前の十二月に初めて京都に来たのですが、そのことを思い出します。
同志社の見学もしました。
私と友人で、赤ジャケットの人に「社会学部の教室ってどこですかね!?」「授業の度に変わるので……」「? じゃあ国文の教室ってどこですか!」「ええと……」って詰め寄った記憶があります。
無知って怖い。

今出川をちょっと歩いて、そのあと迷いつつ新町に向かい、食堂で友人とカレー食べました。



はい。

21日の乙一会の際、四役の引き継ぎが行われました。
来年度の四役は以下です。(敬称略)

会長  中嶋
副会長  後藤
会計  関口
広報  柴田

現三回生の先輩方に恥じないよう、サークルを盛り立てられるよう頑張ります。




次は今後の予定についてです。
もうすぐ冬休みです。そのすぐあとにはテスト週間。
なのでサークル活動にはしばらく間が空くことになります。今決まっている活動は、

1月8日 『ニューロマンサー』の読書会
2月9日 総会


総会では来年度の役職などを決める予定です。
仕事が一人に偏ったりしないように、できるだけ分担するためです。
今、作ることが決まっている役職は以下です。

・EVE祭
・渉外・広報
・教室の鍵を管理する人


ほかにも合宿のこととか、新歓ポスターなどについて話し合う予定です。
できるだけ参加してください。


それでは連絡は終わりです。

よいクリスマスを……。






12/21 「乙一会」

サンタの足音が近づいて来てますね。ひたひたと。
2回生の関口です。

12月21日に乙一会を執り行いました。
私情ですが、乙一の『失はれる物語』が私のほぼ初めての読書体験でした。駅の中の本屋でジャケ買いしたのを覚えてます。中学一年生でした。

乙一は不思議な作家です。ジャンル分け不能なほどに作風が広い、あとがきがやたらと軽妙、複数のPNを持つ、そんな不定型な感じの作家です。初期衝動を引き摺っているのか、私にとって心から正直に面白いと言える「面白い小説」とは、乙一のような小説なんです。この人の作家性について疑問を持つことはありませんでした。

なので、今回の読書会で触れた乙一という作家の「脆さ」は新鮮でした。

デビュー作『夏と花火と私の死体』の解説の中で小野不由美は、乙一への賞賛の合間にこんなことも書いています。この人は自然体で書いている、文章も素朴で、過剰なものはまるでない、と。乙一の読みやすい文体は、尖った特徴が無いとも捉えられます。ホラーを求めている人、ミステリーを求める人にとってはどこか肩透かしを喰らわせてしまうのかもしれません。だから確かに、ジャンル分けが出来ないということは、作風が広いうという事だけではなく器用貧乏であるとも言えるのでしょう。当日の乙一会でも、キャラクター性が薄く、文章に特徴が無い事は感想の中でちらほらと聞こえてきました。

作家としての立ち位置を鑑みて他の作家と比べたり、客観的な分析を加えると、色々と乙一という作家のボロが出てきます。《Calling you》の読書会へと途中からシフトしたのですが、「どうして顔も知らない人を助けたのか分からない」、「他に助ける方法は幾らでもあったんじゃないか」などなど、動機の薄さに対する割とドライな意見もありました。ホントに私にはそれが意外で。ぶっちゃけてしまうと、この日の活動は中高くらいから乙一好きな人が結構いて、その時に感じた事とか読み直して思った事とか、その共感だけで結構盛り上がれると思ってたくらいです。《カザリとヨーコ》のギャグっぽい逞しさとか《子猫》の話の愛らしさだけでそこそこ盛り上がれると思ってたんです。まあ流石に甘かった。
ただ、この日の話を踏まえても言いたいんです。個人的な感想を。身もふたもないけど。「読書会」の意義をうっちゃることになるけど。

乙一の話は面白いじゃないですか。

ジャンル作家と比べると手に取る機会は減ります。
ラノベ(?)にしてはキャラ性が薄く、文章にこれといって特徴が無い。キャラの行動の動機も所々弱い。
そうかもしれません。そういう事実を背負いながらも、っていうかそんなのと関係ないところで乙一の作品は面白いと私は思うんです。《天帝妖狐》や《BLUE》の痛切な感情とか、《暗いところで待ち合わせ》や《未来予報》の男女の二人の距離感とか、《神の言葉》や《優子》の纏わりついてくる静かな恐怖とか、全部面白い。 簡単に思いつけない様な突飛な設定と、それと上手く絡んで読者を引き込み、キャラとの「別れ」を惜しませる雰囲気の描き方、演出も巧い。筆致に関して、小野不由美はさっきの解説コメントに続けて、この人にはこういう自然体で書いていて欲しい、とも続けています。

乙一を擁護するような少し偏った主張になってしまいましたが。
私としては「こんな面白い話を書く人にも、作家として脆いところがあるんだ」と、新しい発見をしたような気分です。だからこれからは乙一を「作家」というより「何か面白い話を書いてるおじさん」として見るとしっくり来るかもしれません。
好きな○○の事に関して、「○○の何が好きなの?」と考えて困る事がたまにあります。考えすぎて「自分は○○が好きでは無いんじゃないか」とか思う事もたまにあります。でもそういう悩みに対して一番健全な答えは「何か知らんけど面白いから好き」なんじゃないかと。



では。
参加してくれたみなさん、司会が下手でごめんなさい。
来てくれてありがとうございました。
良いクリスマスと新年をヾ('ω')ノ

12月14日ボカロ勉強会

一回生の柴田です。
14日はボカロ勉強会でした。

みなさんボーカロイドってご存知ですか。
初音ミクとか、鏡音リンとか、レンとか。
やっぱり一番知名度が高いのは初音ミクですね。
ファミマとのコラボとか、札幌雪祭りで作られた"雪ミク"とか。
雑誌も大体初音ミクを大きく取り上げています。
ソフトの売り上げは8万本以上、ライブも国内外で行われ、演劇や小説、漫画、CD、DVD、フィギュアなどなど。
最近はearth music&ecologyともコラボしてましたね。

その中でも今回はボーカロイド小説に(一応)主眼を置きました。

ボーカロイド小説とは、主にニコニコ動画に投稿されたボーカロイド曲を、
曲の作者か、また一般の作家に委託して小説化したものです。
PHP研究所が多く、他にも多岐に渡るライトノベル出版社から出版されています。

可愛い表紙・大量の挿絵は元々男性をターゲットとして売ろうとしていたからですが、
実際の読者は小中高の女子が多いです
中身は平易な語彙で、セリフが多めになっています。
(PHP出版ではボカロ小説はコミックスとして扱われています。)

最初に出版されたボーカロイド小説は、PHP出版から2010年に出版された『悪ノ娘』(悪ノP)。
シリーズ累計80万部を突破。
そして最も人気のボーカロイド小説、『カゲロウデイズ』(じん(自然の敵P))は、なんとシリーズ累計200万部!!



ボーカロイド小説がここまで受け入れられたのはどうしてでしょうか。
それはもちろん受け入れられる土壌があったからだと思います。
第一に、ケータイ小説などライトな文学の前例があったこと。
第二に、初音ミクの商業価値が確立し、著作権などがきちんと管理されていること。
第三に、TwitterなどSNSの発達により、情報が手に入れやすくなったから。


小説化に必要な要素は実際とても少ないと思います。
あとがきなどから判断する限り、執筆を著者に任せる場合は大体好きなように書かせてもらえるみたいです。
つまり文章力はあまり必要とされてないのだと思います。
必要なのは、原曲のある程度の人気、固有の世界観、魅力的なキャラクター。

ボーカロイド曲としての魅力であるメロディ・歌詞。
小説化に必要な固有の世界観、魅力的なキャラクター。
それらを纏めて伝える媒体はなんでしょう。
そう。
ニコニコ動画です!!
ニコニコ動画はボーカロイド小説の最高の舞台と言えます。


ニコニコ動画は動画サイトです。
つまり映像と音がセット。
特に最近は「アニメのOPかよ!」というレベルのハイクオリティのPVがついた動画が多いですよね。
曲は出来上がってるけれどPVがまだできていないから投稿できない、なんてケースもあるみたいです。

ニコニコ動画で一つの動画を見るだけでメロディ・歌詞・キャラクター・世界観を一度に伝えることが出来ます。
ニコニコ動画とボーカロイド小説は切っても切れない関係ってことです。



先に初音ミクはじめボーカロイドキャラの人気を述べましたが、それともニコニコ動画は関係しています。
ニコニコ動画が2006年に誕生し、その少しあと(2007年)に初音ミクが発売しました。
ミク発売前にも、ニコニコ動画にMEIKOやKAITOの動画が投稿されていたため、
初音ミクの動画がニコニコ動画に投稿されるだろうと予想はされていました。
しかしその動画数は想像をはるかに超えていました。

殿堂入り(10万再生)、ミリオン(100万再生)と呼ばれる動画が数多く生まれました。
視聴者は動画にコメントを残したり、コメントを読んだり。
また投稿者もコメントを読んで参考にしたり。
ニコニコ動画を通じて知ったPとコラボしたり、絵師と知り合ったり。

ニコニコ動画とyoutubeの違いは、
コメントが残せること。タグがたくさんつけられること。コメントと動画を同時に見られること。
 それがそのままニコニコ動画の利点かと思います。

しかしコメントが多くつき、誰にでも見られることは利点だけとは限りません。
例えばスペクタクルPです。
代表曲は「Lambency」「The Beast.」など。
主に連弾的なピアノ曲を投稿していて、2008年から活動しています。
「The Beast.」は特に物語色が強い曲で、コメントごとに解釈が分かれました。
それと「某歌い手が歌ったおかげで再生数が伸びた」など荒らしコメントが大量に付き、
連日大わらわでした。
それらの闘争を見るに堪えかねた作者は、動画を削除しました。(ほどなく再投稿)
そして2010年でニコニコ動画に投稿することをやめて、それ以降はピアプロ(クリプトン社の運営するサイト。ボカロの音源や歌詞、イラストが投稿される)に投稿しています。

このように大量のコメントに耐性がないと、動画削除や引退ということになりかねません。

「炉心融解」(iroha(sasaki))は原爆のアレコレで荒れましたし、
「ラットが死んだ」(P.I.N.A.)は原子力発電所のショート原因がネズミの死体だったことにより荒れ、削除されました。

ニコニコ動画にはもちろんメリットもデメリットもあるのです。


そうだとしても、これからもボーカロイドとニコニコ動画はこれからも繁栄していくと思います。
初音ミク初めボーカロイドのメディアミックスも進むでしょう。


今回のブログでは主に、初音ミク初めボーカロイドの繁栄とニコニコ動画について書きました。
どれくらいボーカロイド知ってる人が多いかわからなかったので……。
他にも勉強会では
PVの変化
使用されるボーカロイドについて
キャラクターとして人気な初音ミクと、仮歌ソフトとして繁栄するGUMIの対比
などいろいろなトピックを取り上げました。
気になる人はレジュメも見てみてね!


来てくださった方ありがとうございました。
非常に楽しくやれました(´`)
それでは!